v10.0
- ID:
- 35061
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0311
- 見出し:
- 津波の到達点に桜植樹し後世に 岩手 陸前高田
- 新聞名:
- NHK
- 元URL:
- http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160311/k10010439751000.html
- 写真:
- なし
- 記事
- 東日本大震災の津波で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市では、若者たちが津波が到達した地点に桜の木を植えて、後世に伝える取り組みを行っています
「桜ライン311」と名付けたこの取り組みを行っているのは、岩手県陸前高田市の岡本翔馬さん(32)らで作る若者たちのグループで、津波の恐ろしさを後世に伝えたいと震災後から始めました。陸前高田市では津波が到達した地点を線で結ぶと170キロほどになり、到達地点に10メートル間隔で1万7000本余りの桜を植える計画です
グループでは、これまでに900本余りを植えていて、震災から5年を前に先月も、海岸から7キロほど離れた津波が到達した地区で地元の中学生14人と桜の植樹を行いました。岡本さんと中学生たちは地面に穴を掘ったあと高さ3メートルほどの「オオシマザクラ」を植えていきました。参加した中学生は「ここまで津波が来たことを忘れません」と話していました
岡本さんは「津波の教訓を残す取り組みを次の世代につなげていって、50年後、100年後と伝え続けていってほしい。大切な命が一瞬にして飲み込まれる、あんな悲しいことは2度と起こってほしくない」と話していました
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