アメリカの国立公園の中でも1・2位の人気を誇るカリフォルニア州のヨセミテ国立公園(Yosemite National Park)。ユネスコの世界遺産に登録されているこの公園は、特に夏は多くの観光客で賑わう。その中で、比較的空いていて穴場といえるのがトゥオルミ郡(TuolumneCounty)側だ。トゥオルミ川流域に広がるトゥオルミ・メドウズは、写真愛好家が集まる絶景スポットとして知られている。そして、巨大なセコイアの木を見ることができる公園内3カ所のうちの1つがトゥオルミ・グローブ(TuolumneGrove)だ。園内で一番人気があるヨセミテバレーと北西の入り口のほぼ中間に位置するので、時間がある人はぜひ寄ってみよう。(セコイアが見られる3カ所のうちの1つマリポサグローブ(MariposaGrove)は現在閉鎖中。)セコイアの巨木は、3,000年を超えて生息するものもあるといわれている。そびえ立つセコイアの森を歩きながら、日ごろの喧騒(けんそう)を忘れて無心になってみてはいかが?(M.O.)■シーズン5月下旬もしくは6月初旬~11月■アクセスヨセミテ国立公園には4つの入り口があり、サンフランシスコから一番近い入り口は北西にあるBig Oak Flat(トゥオルミ郡)。列車やバスなどの公共交通機関を使って西のゲートシティ・マーセド経由でArchRockから入るルートもある。日本からサンフランシスコへは羽田・成田・関空から直行便があり、所要時間は約9時間半。サンフランシスコから園内のヨセミテバレーまでは車で4~5時間。ヨセミテ国立公園内の移動はレンタカーのほか、無料のシャトルバスや有料のツアーがある