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- ID:
- 39406
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0825
- 見出し:
- 植林ドローンによるエーヤワディー三角州のマングローブ復元に期待
- 新聞名:
- ミャンマーニュース
- 元URL:
- https://www.myanmar-news.asia/news_bQpod5IVms.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- さまざまな現場で活用されはじめた「ドローン」。ミャンマーでは、何十年にもわたる森林伐採、農業、水産養殖などにより荒廃したエーヤワディー三角州(Ayeyarwady Delta)のマングローブを復元するため、「植林ドローン」の活用が期待されているという
マングローブとは熱帯や亜熱帯地域の河口部湿地帯にある森林のことで、海水と淡水が混在した場所で見られる
エーヤワディー川の三角州周辺で暮らす村人たちは、何十年にもわたり消えてしまっていた生態系が回復することを願い、約5年をかけて270万本ものマングローブの樹木を植えた
しかし、この作業には多くの時間と労力を要する上、作業を指導する地元非営利団体は広範囲にわたる植林を望んでいるという
そこで、ドローンの助けを借り、大規模な植林事業に方向転換することになった
1日最大10万本の植林が可能なドローン英国の「BioCarbon Engineering(BCE)」CEOであり、火星での人類の探索に取り組んだNASAの元エンジニアによれば、ドローンを使用すれば、これまでの10倍のスピードで植林が可能な上、コストを半減できるという
プロセスが完全に自動化されると、1人のパイロットが6機のドローンを使用して、1日に最大10万本の植林が可能となる
人間がかなかな足を踏み入れられない複雑で危険な地形では特に役に立つだろう
BCEは非常に早く緑豊かな土地の回復を実現することができ、2030年までに3億5,000万ヘクタールの劣化森林と農地の復元が可能だという
ミャンマー当局の承認が必要であるが、今年後半には大規模な植林事業が始まる可能性がある
専門家によると、マングローブの生態系が繁栄することで、熱帯雨林の炭素が2~4倍多く蓄積され、地球温暖化の原因となるガスを減らすだけでなく、沿岸侵食を遅らせ、津波や嵐の被害を防ぐことができるという
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