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- ID:
- 39276
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0808
- 見出し:
- 【表層崩壊】…表面覆う土と樹木が崩れる
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/kodomo/newspaper/word/20170802-OYT8T50035.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- あらた 九州の北部を襲おそった豪雨ごううからもうすぐ１か月だね。大きな被害ひがいが出て、今も復旧ふっきゅう作業が続つづいているよ
いろは 亡なくなった人、行方不明ゆくえふめいの人は、計４０人を超こえました。川や道路、農作物などの被害ひがいは、福岡県ふくおかけんと大分県の確認かくにんできた分だけで約やく１４００億おく円に上るそうです
あらた なぜ、そんなに被害ひがいが大きくなったの
いろは 急に川の水位すいいがあがったほかに、「流木」といって、上流から流れてきた大量たいりょうの木々が橋にひっかかって川をせきとめ、水があふれ出たことも、一つの原因げんいんではないかといわれていますよ
あらた そんなに多かったのか
いろは 雨が山の斜面しゃめんにしみこんで、表面を覆おおう土が樹木じゅもくとともに崩くずれ落ちる「表層崩壊ひょうそうほうかい」が起きたようです。土の下にある岩盤がんばんから崩くずれる「深層崩壊しんそうほうかい」に比くらべて、一つ一つの規模きぼは小さかったのですが、数え切れないほど多くの場所で発生して下流に押し寄およせたんです
あらた 被害ひがいが大きかった地域ちいきは林業が盛さかんだって聞いたよ。木が根を張はって崩くずれにくいんじゃないの
いろは 国は対策たいさくを検討けんとうするチームを作って、どうすれば大量たいりょうの流木が押し寄およせる事態じたいを防げるか、調査ちょうさを続つづけていますよ
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