v10.0
- ID:
- 38850
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0628
- 見出し:
- メープルシロップを特産化へ 魚沼・大白川で協議会発足
- 新聞名:
- 新潟日報
- 元URL:
- http://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20170624331501.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 魚沼市大白川地区に群生地のあるイタヤカエデを活用し、樹液から作ったメープルシロップを特産化しようと、県南魚沼地域振興局と大白川生産森林組合などが「魚沼メイプルプロジェクト推進協議会」を立ち上げた。初年度は年間20リットルのシロップ生産を目指す。関係者は新たな地域の名物を生み出そうと張り切っている
同地区の沢沿いなどにはイタヤカエデが群生しているが、これまで活用されてこなかった。眠っている地域資源を生かそうと、同振興局がシロップ作りを同組合に持ち掛けた
設立された協議会では、シロップの生産、販売だけでなく、シロップを利用した食品などの商品開発にも取り組んでいく
本年度は7月からイタヤカエデの本数調査などを行う。冬期間は樹液の量が増えるため、来年2月から3月にかけて樹液を採取し、20リットルほどのシロップを作りたいとする。県内外の先進地も視察する予定だ
19日の設立総会には、魚沼市や地元の関係者、民宿業者らも出席。同振興局林業振興課の飯塚博樹課長が「皆さんと連携して新たな資源の普及促進に努め、付加価値を付けて売っていきたい」とあいさつした
その後はイタヤカエデの林の中で、林業の専門家から木の特徴や林の保全法などを学んだ
協議会の会長を務める浅井万二・大白川生産森林組合長は「積雪が3メートルにもなる地域のため、冬季の樹液採取には安全面などの課題はある。ただ、シロップは寒さで甘みが増すと思うので、食べてみるのが楽しみだ」と期待している
..