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- ID:
- 38304
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0424
- 見出し:
- 樹齢千年 和寒の倒木 ミズナラ巨木で将棋駒 吉田さん制作「歴史後世に」
- 新聞名:
- 北海道新聞
- 元URL:
- http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/dohoku/1-0392979.html
- 写真:
- なし
- 記事
- 推定樹齢千年で国の巨樹・巨木林調査で道内5位にランクされ、町文化財にも指定されていた町内のミズナラを、町内の林業吉田昭八さん(83)が鑑賞用の将棋の駒に加工した。この木は2012年夏に倒れており、吉田さんは駒の制作で巨木の存在を後世に伝えるとともに、「大きく育ったミズナラのように町が元気でいてほしい」との願いを込めた
ミズナラは町内東和の町有林内にあったが、幹の腐食が進み、強風で倒れた。環境省自然環境局生物多様性センター(山梨県)によると、1988年に国が初めて行った巨樹・巨木林調査で幹の周りが6・2メートルと測定。道内のミズナラでは、名寄市などの巨木に次ぐ歴代5位の記録という
駒は高さ30センチ、厚さ7・5センチ。細かな年輪が多数あり、長年生きた証しを伝えている。チェーンソーとカンナで形を整え、馬を左右反対に書いた「左馬」の線は、彫刻刀で丁寧に掘って墨で仕上げた。左馬は「馬」と逆なことから「まう」と読み、「舞う」とかけて商売繁盛などの意味がある。12日に町に寄贈
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