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- ID:
- 38303
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0424
- 見出し:
- 名木「法明寺桜」を再生 京都の「桜守」が支援
- 新聞名:
- 京都新聞
- 元URL:
- http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20170424000037
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 京都府南丹市美山町鶴ケ岡の法明寺で、根や幹が弱った名木「法明寺桜」が、「桜守(さくらもり)」として著名な造園家の第16代佐野藤右衛門さん=京都市右京区=の支援で再生した。住民ら約40人が23日、佐野さんの出席のもと、同寺で「法明寺桜を守る会」を発足させ、地元のシンボルとして大切に守る決意を誓い合った
樹齢250年以上でヤマザクラが突然変異した株を江戸時代中期に境内に移植したものとされ、先代の故佐野藤右衛門氏が発見して法明寺桜と名付け、住民や観光客に親しまれてきた。しかし、10年ほど前から根や幹が細くなり、枯れ枝も目立ち始め、花も以前より少なくなっていた
地元で料理旅館を営む神田和行さん(67)から相談を受けた佐野さんが昨年3月、桜を診断。肥料を加え、周囲の石を撤去し、日光を遮っていた杉を伐採するなど、住民とともに再生に取り組んだ結果、幹から新たな枝が出始め、薄桃色の花びらが何重にも重なった愛らしい花々を昨年より多く咲かせた
住民らは法明寺桜の近くに集まり、守る会の発足式に臨んだ
佐野さんは「周囲の自然環境から見ても貴重な桜。新たな枝も出始めた。再び立派な木になる」と呼び掛けた。神田さんは「桜が元気になって安心した。みんなで協力し、桜や環境を守っていく」と語った。住民らは発足式後、花見を楽しみ、法明寺桜がある環境の大切さをかみしめた
法明寺桜は現在が満開で、約1週間後まで見られるという
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