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- ID:
- 37341
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0122
- 見出し:
- 街路樹、気の長い世代交代 20年かけ植え替え完了へ 老木化・大木化が進行 「50歳」の大阪・泉北ニュータウン
- 新聞名:
- 産経ニュース
- 元URL:
- http://www.sankei.com/west/news/170122/wst1701220023-n1.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 堺市南部に広がる泉北ニュータウンの誕生から今年で50年。市はまち開きに合わせて植樹した街路樹を4月から約20年かけて植え替える計画をまとめた。計画市街地のニュータウン内は、ほかの市街地に比べ街路樹が多く、対象の樹木は約45キロに及ぶ市道に植えられた約6千本。同時期に植樹されたため、放置すると倒木の恐れがある老木化や視界を遮る大木化が進行しており、樹木を順次撤去。約3500本を新たに植樹する
泉北ニュータウンは、住宅需要に応えるために、府が堺市南部(現在の南区)と和泉市の一部に、面積約1557ヘクタールの大規模市街地を計画。昭和42年12月に入居が始まった。だが、50年が経過し、道路などインフラの老朽化とともに、同時期に大量に植樹した街路樹も一斉に老木化などの問題に直面するようになった
市によると、ニュータウンがある南区は市域全体の中で4分の1ほどの大きさだが、街路樹は約3万本あり、市域全体(約5万6千本)の半分以上。1ヘクタールあたりの街路樹数では南区を除く市域が2・4本であるのに対し、南区は7・6本と3倍以上の多さだ
しかし、街路樹が老木化すると、風などで倒壊して通行人にあたる可能性があるほか、大木になると見通しが悪くなり交通事故のおそれも出てくる。実際に老朽化のため倒木し、通報を受けた市が処理をするケースも起きている。また街路樹は通常高さ数メートルだが、15メートルを超える大きさになっている木もあるという
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