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- ID:
- 37164
- 年:
- 2016
- 月日:
- 1222
- 見出し:
- 大船渡で臼づくり最盛期
- 新聞名:
- ニュースエコー 岩手放送
- 元URL:
- http://news.ibc.co.jp/item_28886.html
- 写真:
- 【動画】
- 記事
- 今年も残すところあと9日です。岩手県大船渡市の木工工房では、正月の餅つきなどに使う、臼の製作が最盛期を迎えています
大船渡市赤崎町で木工品を製作している「木ばくり工房」では、先月下旬から臼づくりが本格化しました。来年でこの道30年を迎える工房の代表、佐々木淳一さんは臼の製作に毎日精を出しています。佐々木さんが使うのは、気仙産のケヤキの木。臼づくりの作業は、まず最初に機械を使って、餅をつく部分の穴を開けます。そのあと「ちょうな」と呼ばれる斧で、臼の形を整える作業を行います。「ちょうな」で形を整えるのは力のいる作業。佐々木さんは臼が1つできあがるたびに、達成感を感じるといいます。「家族みんなで集まって、お餅をワイワイ騒ぎながら一生懸命ついて、そのあとにおいしいお餅を皆でほおばる姿を、頭の中で想像しながら作っています」(佐々木淳一さん)高さは「縁起がいい」といわれる一尺八寸=54.5センチで、直径はおよそ60センチほどに仕上がるケヤキの臼。完成した品は県内各地に出荷されます
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