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- ID:
- 36429
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0925
- 見出し:
- メタセコイア命名75年 中国からの苗が巨木に
- 新聞名:
- 朝日新聞
- 元URL:
- http://www.asahi.com/articles/ASJ9D415YJ9DPTIL00L.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 大阪市立大学理学部付属植物園(交野市)園長を務めた故・三木茂博士が、化石の植物をメタセコイアと命名して今年で75年。メタセコイアは命名の5年後に現生種が中国で発見され、「生きている化石」と呼ばれるようになった。戦後、中国から届いた苗木は付属植物園で巨木に育っている。10月には市立大などで記念イベントが開かれる
メタセコイアはヒノキ科の落葉針葉樹。現在は街路樹などとして親しまれているが、西日本では100万年前にいったん絶滅した。化石は欧州や日本で産出し、葉の形が似たセコイアやヌマスギと考えられていた。しかし三木博士は、メタセコイアが常緑のセコイアと異なる植物だと突き止め、1941年に論文を発表した
5年後、中国の山奥で地元の人から「水杉」と呼ばれていた落葉針葉樹を、中国の胡先●(UnicodeはU+9A4C)博士らが発見。それがメタセコイアの現生種とわかり、日本でも「メタセコイアは生きていた」と話題になった
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