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- ID:
- 35334
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0421
- 見出し:
- <林家たい平>立志の桜 案内板きょう除幕
- 新聞名:
- 河北新報
- 元URL:
- http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160421_15022.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 石巻市日和山公園にある桜が、落語家林家たい平さんとゆかりがあり「たい平桜」と命名された。案内板が設置され、21日に披露される。たい平さんは武蔵野美術大在学中に石巻を訪れ、桜の前で「日本一の落語家になる」と決心。今や人気落語家となった。思い出深い桜の命名に、たい平さんは「ありがたい」と喜んでいる
案内板は、石巻市の住民有志でつくる「林家たい平師匠石巻応援隊」が設置する。21日の除幕式にはたい平さん本人も出席し、応援隊のメンバーらが日和山公園第1駐車場向かいの桜の前で行う
案内板はアルミフレームで縦60センチ、横85センチ。石巻で落語家になる決意をした経緯を記している
たい平さんは大学で落研サークルに所属。4年生の1986年春、落語家の道を歩むべきかどうか悩み、旅に出た。電車を乗り継いで訪れた石巻市万石浦の老人介護施設で落語を披露。たくさんの笑顔に出会った
その感激を胸に抱きながら、日和山公園へ。石巻の街に向かい、幼木だった桜の木の前で「落語家になる」と決意したという。大学卒業後、林家こん平師匠に弟子入りした
応援隊はこの桜を「たい平桜」と命名し、たい平さんと桜の木がさらに大樹になるよう願う。後藤宗徳隊長(石巻観光協会会長)は「日和山公園の新たなPRとなり、落語ファンや観光客に足を運んでもらえたらうれしい」と話す
たい平さんは「自分にとって忘れることのできない桜の木。今後も石巻のために貢献したい」と喜びをかみしめている
たい平さんは東日本大震災後、被災者を元気づけようと石巻市内で、ボランティアとして落語会を継続して開催。2013年7月に石巻観光大使となり、人気テレビ番組「笑点」などで石巻をアピールしている
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