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- ID:
- 44622
- 年:
- 2019
- 月日:
- 0419
- 見出し:
- 石造りのノートルダム大聖堂 なぜ燃えてしまった?
- 新聞名:
- テレビ朝日
- 元URL:
- https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000152349.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- パリの観光名所として日本の観光客も多く訪れるノートルダム大聖堂が炎上し、一番高い塔が崩れ落ちた。今回、炎上したノートルダム大聖堂。一見、石で造られているはずなのになぜ燃えてしまったのか
ガラガラと音を立てて崩れ落ちるノートルダム大聖堂。12世紀に建設が始まり、約200年の年月を経て完成したゴシック建築を代表する建物だ。中世ヨーロッパに多いゴシック建築は空間や明るさを求めた造りで高くて太い柱の列、そして大きな窓やステンドグラスなどが特徴だ。ただ、外壁や柱を多くが石でできている大聖堂がなぜ今回、これほどまでに燃えてしまったのだろうか
工学院大学(西洋建築)・中島智章准教授:「ヨーロッパ建築というと、石造とかれんが造とか燃えにくい材料で作っているイメージが日本の方にはあると思うんですが、木造の加工の部分がございまして、屋根及び支える小屋組みというんですけど、その部分は木でできています」 なぜ木材を使うのか。専門家は、こう説明する
工学院大学(西洋建築)・中島智章准教授:「石材というのは重いものですので石造の天井が組んであるわけですけど、雨仕舞っていうんですけど屋根として機能しないので、その上にさらに木で勾配のある屋根を作るとそのために木材が必要」 ゴシック建築の大聖堂は神がいるとされる天井へ少しでも近付こうとするかのように高さを追求して造っているといわれている
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