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- ID:
- 43844
- 年:
- 2019
- 月日:
- 0204
- 見出し:
- ツツジで墓じまい…県内初の公営樹木葬墓苑開設 埼玉・越生町
- 新聞名:
- 産経ニュース
- 元URL:
- https://www.sankei.com/life/news/190130/lif1901300032-n1.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 高齢化が急速に進む中、お墓がなかったり、少子化や未婚化の影響で墓地の維持管理が難しく「墓じまい」を検討したりしている人たちに対応する動きが埼玉県内で相次いでいる。県中部の越生町は5月、墓石の代わりにツツジを植える「自然葬」にこだわった公営樹木葬墓苑を開設する。県内初の試みだという。さいたま市も樹林型の合葬式墓地を建設しており、来年から利用を開始する。(黄金崎元) 越生町が開設する公営樹木葬墓苑「五大尊花木(ごだいそんかぼく)墓苑」は敷地面積約4千平方メートル。関東屈指のツツジの名所で知られる五大尊花木公園に隣接しており、見晴らしの良い高台から関東平野を一望できる
新井雄啓町長は開設の理由について「お墓のない人や墓じまいしたいという町民から自然葬の墓苑開設の要望があった」と説明する。その上で高齢化の進展を念頭に「今後亡くなる人がピークを迎えるだけに『終活』の対応は行政の役目だ」と語る
墓苑は樹木葬と樹林葬があり、樹木葬は墓石の代わりにツツジを植栽し、1区画に1人の遺骨を指定の袋に入れて埋葬する。家族の場合は2人以上の遺骨を埋葬できる。樹林葬は樹木葬の外側に遺骨を合葬するという
町は4月から樹木葬700区画、樹林葬1千体を募集する。町民以外でも1万円以上のふるさと納税を町に納めた上で「越生町ふるさと住民票」を取得すれば申し込むことができる。使用料は樹木葬1区画で町民15万円(町民以外30万円)。樹林葬は1体で町民5万円(同10万円)。埋葬から30年間は
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