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- ID:
- 43703
- 年:
- 2019
- 月日:
- 0117
- 見出し:
- 台湾人樹木医、日本で学んだ知識と技術で老木の若返り目指す
- 新聞名:
- 中央社フォーカス台湾
- 元URL:
- http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201901140005.aspx
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 日本で樹木医の資格を取得した台湾人女性、セン鳳春さんが、日本で学んだ知識と技術を生かし、台北最大級かつ最古級のヒトツバタゴの若返りに取り組んでいる。(セン=擔から手へんをとる)台湾で大学を卒業した後に日本に留学し、修士課程で森林植物学、博士課程で都市工学を学んだセンさん。日本緑化センター(東京都)が認定した台湾初の樹木医として活躍するかたわら、台湾大学で非常勤講師を務める。今回手掛けたヒトツバタゴは、台北市内の二二八和平公園内で長年親しまれてきたランドマーク的存在。毎年4月になると雪のような白い花を咲かせるが、老化が進んで近年花の数が減り、枯れ枝も目立つようになった。市内の公園を管理する同市政府工務局公園処はセンさんに木の診察を依頼。センさんは土壌に問題があることを突き止め、同処の技術職員に木の世話の方法を指導するとともに、土壌改良や痛んだ部分の治療に着手した。老木は衰弱しており傷が付くと復元が難しいため、一般的な造園工事で用いる重機は使わずに手作業で土を掘り起こすなど、細心の注意が払われたという。治療は3年計画で、今年はまず硬くなった土の表層を新しい土に換え、2年目以降は状況を見ながら土壌改良や開花を促す治療を行う予定だとしている
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