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- ID:
- 43170
- 年:
- 2018
- 月日:
- 1114
- 見出し:
- パラミ、シャン州でLPG共同調理場を開設
- 新聞名:
- NNA.ASIA
- 元URL:
- https://www.nna.jp/news/show/1835705
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- ミャンマーの石油・ガス開発関連サービス会社パラミ・エナジー・グループ・オブ・カンパニーズは、北東部シャン州の少数民族パオ族自治区に、国内初となる液化石油ガス(LPG、プロパンガス)を利用した共同調理場(コミュニティーキッチン)を開設したと発表した。一般家庭の調理に使われる薪(まき)を減らすことで木材の伐採量を抑え、森林破壊防止に貢献したいとしている
共同調理場は、パオ族自治区内にあるホポン郡区ナウンタウン村で9日に開業した
パラミのピー・ワ・トゥン最高経営責任者(CEO)は「調理用燃料の確保を目的とした木材伐採は、森林破壊の大きな原因となっている」とした上で、「国内人口の7割が暮らす農村部で、LPGの利用を普及させたい」と説明した
パラミは他の地域でも共同調理場の普及を促進していく方針。2019年には中部マグウェー管区に開設予定という
シャン州のリン・トゥ州首相は「薪を集める必要がなくなるだけでなく、共同調理場は主婦の交流の場となり、生活の品質向上にもつながる」と話した。ナウンタウン村の世帯数は約100戸。共同調理場はホパン郡区の他の村の住民も利用できるという
中国やインド、他の東南アジア各国ではLPG利用が普及しているが、ミャンマーでは1,000万世帯うち、LPGを利用している世帯は30万~50万世帯にとどまっている
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