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- ID:
- 42928
- 年:
- 2018
- 月日:
- 1017
- 見出し:
- 樹齢200年 - 「吉野桧」巨木伐採 「なかなか出合えない素直ないい木」/黒滝
- 新聞名:
- 奈良新聞
- 元URL:
- https://www.nara-np.co.jp/news/20181017092932.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 吉野林業の中心地の一つ黒滝村の山林で16日、樹齢約200年の「吉野桧(ひのき)」の巨木が伐採された。来月30日に桜井市で開かれる全国規模の原木市場に出品するためで、同村の林業関係者からは「なかなか出合えないほど素直に育った、いい木だ」と喜びの声が上がった
出品される市場は県銘木協同組合など9都府県の団体が加盟する全国銘木連合会が主催する第61回「全銘展」。県では4年ぶりの開催で、県内の林業関係者がスギやヒノキなどの吉野材を中心に出品、全国の銘木業者ら買い手が集う
この日は、黒滝村森林組合の作業員らがチェーンソーでヒノキを伐採した。樹齢200年ほどで、高さ約30メートル、根付近の太さ約60センチの巨木。節が少なく、真っすぐ伸びたヒノキが地響きを立てて倒れると、緻密な年輪が姿を現した
この規模のヒノキは、城や社寺仏閣といった大型文化財施設の修復・復元に使用されるという
同村森林組合は「全銘展」に村のスギとヒノキ、計200立方メートルを出品予定。中井龍彦副組合長は「全国の人に、年輪が緻密で強度が高い吉野材の魅力を知ってほしい」と話していた
原木のほか天井板などの木製製品が並ぶ「全銘展」は桜井市生田の県銘木協同組合で来月30日、12月1日の両日開催される。問い合わせは同組合、電話0744(42)0557
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