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- ID:
- 42710
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0927
- 見出し:
- 大王製紙、工場排水からガス回収 19億円で新設備
- 新聞名:
- 日本経済新聞
- 元URL:
- https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35727640V20C18A9X93000/
- 写真:
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- 記事
- 製紙国内4位の大王製紙は25日、主力生産拠点の三島工場(愛媛県四国中央市)で、排水からバイオガスを回収する設備を導入すると発表した。投資額は約19億円。工場で必要な熱源として外部から購入している重油とバイオガスを併用することで、年間の生産コストを数億円減らせる。2020年10月の稼働を目指す
大王製紙がバイオガス回収設備を導入する三島工場(愛媛県四国中央市)画像の拡大大王製紙がバイオガス回収設備を導入する三島工場(愛媛県四国中央市)紙の原料となるパルプは木片(木材チップ)を釜で溶かして繊維を取りだした後、化学薬品を混ぜて漂白する。新たに導入する設備を使い、その工程で発生する排水が含むバイオガスを化学反応によって回収する
パルプ製造の工程では熱源として重油を使っている。これを新装置で回収するバイオガスに一部切り替え、重油の使用量を年間5千キロリットル減らす狙いだ
大王がバイオガス再利用設備を導入するのは初めて。大王によると、製紙業界で同様の設備を稼働させている工場は珍しい
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