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- ID:
- 41746
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0608
- 見出し:
- 絶滅5種里帰りへ 英オックスフォード大植物園から
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元URL:
- https://mainichi.jp/articles/20180608/k00/00e/040/183000c
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 富山県中央植物園(中田政司園長)が、相互交流などを目的に英オックスフォード大植物園・樹木園(サイモン・ヒスコック園長)と日本で初めて友好提携を結ぶことになった。7日、富山市婦中町上轡田の中央植物園で覚書の調印式があった。1920年代まで国内で栽培され、その後絶滅した5種類の桜の“里帰り”も計画。最速で2020年春にも同園で花が見られる予定
樹木園の種子収集事業に、中央植物園が協力したのをきっかけに12年から交流が始まった。15年には県が開発した無花粉スギ「立山 森の輝き」とヨーロッパクロマツ「トールキン・ツリー」の種子を交換し、さらに交流を深めてきた
里帰り桜は、1926年まで山梨県富士吉田市で確認されている「アサノ」など八重咲きの園芸品種5種。明治から昭和にかけて英国の収集家が持ち帰り移植。その後、日本では絶滅した
今回は苗木を輸入。両国での検疫を経て、順調なら来年11月にも植物園に到着の見込み。また、園内の一部をリニューアルし、英国風庭園も造成予定。ヒスコック園長は「両園のコレクションはお互い貢献できるだろう」と友好提携に期待した
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