v10.0
- ID:
- 41742
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0607
- 見出し:
- アベマキのボールペンなど商品化 美濃加茂市が活用探る
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元URL:
- http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20180607/CK2018060702000028.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 美濃加茂市が、市内の里山に多く自生する「アベマキ」の木を使った製品開発を進めている。第1弾として置き時計、ボールペン、シャープペンシルの三つを商品化。12日から同市みのかも文化の森のミュージアムショップで販売する
アベマキはブナ科コナラ属の広葉樹で、火持ちの良いまきになる。まきを使わなくなった近年は伐採されずに放置され、同市山之上地区を中心に、大きくなりすぎた木が大量にあるという
市は健全な里山を取り戻そうと、地元の可茂森林組合や製材業者、県森林文化アカデミー(美濃市)などと協力してアベマキの活用を模索。木材として広く利用できるようにするため、変形や割れを防ぐ乾燥技術や加工法を研究してきた
硬い材質を生かし、山之上小学校で二〇一五年度から、児童たちがアベマキで学校机の天板を作り、翌年の新一年生に贈る活動を開始。卒業生へのプレゼントとして、同アカデミーが枝を本体に使ったシャープペンシルを作ったところ、市民らから「自分も欲しい」との声が上がり、商品化することにした
整備されたアベマキ林=美濃加茂市山之上町で写真 地域の木工作家の協力も得て、併せてボールペンと、寄せ木で囲った小さな置き時計を製作。フォトフレームや器なども試作中で、商品の種類を順次増やして、収益を市内
..