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- ID:
- 41302
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0416
- 見出し:
- 「縄文の女神」木像登場 推定樹齢120年のモミの木使用 /山形
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元URL:
- https://mainichi.jp/articles/20180417/ddl/k06/040/082000c
- 写真:
- なし
- 記事
- 県立博物館(山形市霞城町)の正面玄関に、木製の巨大な「縄文の女神」が登場した。分館の教育資料館(山形市緑町2)敷地内にあり、昨年伐採された推定樹齢約120年のモミの木を使用した。明治時代から人々を見守ってきた木はその姿を変え、博物館を訪れる人々を出迎えている
同資料館によると、木像は高さ2・6メートル、重さ約600キロ。県立博物館のシンボルである国宝「縄文の女神」(高さ45センチ)を再現したが、大きさはオリジナルの5倍以上となる。ただ木材をかたどるだけでなく、焦げ目をつけるなどして、本物にある焼きむらや色合いを追求した。上山市の造園会社「三共造園」が、技術提供と搬入設置に協力した
モミの木は、教育資料館敷地内にあったが、立ち枯れの状態となり、昨年11月に三共造園が伐採した。教育資料館の建物は1901(明治34)年に旧山形師範学校本館(国重要文化財)として建てられたが、その建築と同じ頃に植えられたものとみられる。伐採の際、歴史のある貴重な木を惜しみ、木像の制作が決まった
同博物館は「立ち止まって木像の写真を撮る来館者も多く、人々を引き寄せる引力を感じている。博物館の新たなシンボルとして、大切にしていきたい」と話している
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