v10.0
- ID:
- 41181
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0402
- 見出し:
- 樹木の名前知って 手作り名札取り付け 柏の熊谷さん、44種165本予定 /千葉
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元URL:
- http://mainichi.jp/articles/20180402/ddl/k12/040/020000c
- 写真:
- なし
- 記事
- 手賀沼周辺の緑道沿いに植栽されている樹木の名前を知って--。柏市大津ケ丘1の元IT会社社員、熊谷正宏さん(70)が手作りの樹名札の取り付けに励んでいる。3月末から1カ月かけて沼西側の44種165本の木に取り付ける予定だ。熊谷さんは「ウオーキングをしている人にお礼を言われるのが一番うれしい。名前がわかると散歩も楽しくなる」と話している。【橋本利昭】 熊谷さんは60歳で定年後、沼周辺の早朝散歩を始めた。沼北側の我孫子市側の樹木は、名前を記した札がかけられているのに、南の柏市側の樹木には札がないことに驚いた
「自分が知りたいし、散歩する人にも知ってもらいたい」。2016年夏、緑道の管理会社と相談し、沼中央部に架かる手賀大橋の東側約5キロの樹木の配置図を入手。ホームセンターでそろえた材料費だけを会社に負担してもらい、樹木名の漢字表記や科名を調べて用紙に印刷してラミネート加工したはがき大の札を作製。妻貴子さん(68)と2カ月かけて、2人で21種140本の木にかけた
「いいことやっていますね」。散歩中の人からこんな声をたくさんかけられてうれしくなったといい、3月31日からは沼西側約5キロの区間にある165本の樹木にも、これまでのインク印刷より長持ちする写真印刷の札を作って、かけ始めた
札を見れば、コブシの花が春を告げ、河津桜に続いて今はソメイヨシノが満開だと一目で分かる。熊谷さんは「年内には劣化した沼東側の札のかけ替えと、土手に咲く花の名前の札も付けたい」と夢を膨らませる
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