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- ID:
- 40893
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0228
- 見出し:
- 巨樹・巨木林データベース
- 新聞名:
- 環境省生物多様性センター
- 元URL:
- http://www.env.go.jp/press/105178.html
- 写真:
- なし
- 記事
- 環境省生物多様性センターは、全国の巨樹・巨木林に関する情報を収集・提供するウェブサイト「巨樹・巨木林データベース」を全面リニューアルしました
(URL: https://kyoju.biodic.go.jp/) 今回のリニューアルで、全国7万本にも及ぶ巨樹・巨木林の検索機能等がより便利になり、また普段見ることのできない巨樹のドローン映像や、著名人の巨樹への想いをつづったインタビュー、国立公園や都市公園、社寺などに残る巨樹・巨木林を巡るおすすめの観察コースガイド(日本語・英語)など、より多くの皆様に巨樹・巨木林の魅力を感じていただけるよう新たなコンテンツを多数追加しています
1.概要 環境省生物多様性センターでは、自然環境保全基礎調査(緑の国勢調査)の一環として実施されてきた巨樹・巨木林調査※の結果を提供するウェブサイト「巨樹・巨木林データベース」を全面リニューアルしました
今回のリニューアルでは、全国約7万本にも及ぶ巨樹・巨木林のデータベースを再構築するとともに、国立公園や都市公園、社寺などに残る巨樹・巨木林を巡るおすすめの観察コースガイド(日本語・英語)など、より多くの皆様に巨樹・巨木林の魅力を感じていただけるよう新たなコンテンツを多数追加しました
(「巨樹・巨木林データベース」URL: https://kyoju.biodic.go.jp/)2.リニューアルの内容(1)巨樹・巨木林情報の検索機能等の向上 ウェブサイトのリニューアルに伴い、これまでに報告されている約7万件にも及ぶ巨樹・巨木林の検索機能等がより便利になりました
具体的には、巨樹・巨木林を検索する際、幹周や樹高の範囲を自由に絞って入力できるようになったほか、樹種名の一部のみの入力でも検索できるようになりました。また、ウェブサイト上でユーザ登録をしていただければ、どなたでも既に登録されている巨樹・巨木林の登録情報のアップデートや撮影した写真の投稿が可能となりました
(2)主な新規コンテンツ(別添) 今回のリニューアルでは、「巨樹を見る」、「巨樹を知る」、「巨樹に会いに行く」という3つのテーマ毎に、次のような新しいコンテンツをお楽しみいただけます
「巨樹を見る」 1.フォトギャラリー 全国の巨樹の姿を写真で紹介します。今回のリニューアルでは、鹿児島県熊毛郡屋久町の幹回り10mを超える「平内のアコウ」や、山形県長井市の国指定天然記念物「伊佐沢の久保桜(エドヒガン)」など、全国で親しまれている巨樹・巨木林のうちの24種の堂々たる姿を写真で紹介しています
2.ムービー(空から見た巨樹) 普段見ることのできない上空から見た巨樹の姿を、ドローンにより撮影したムービーでお楽しみいただけます。今回のリニューアルでは、阿寒摩周国立公園の前田一歩園(北海道釧路市阿寒町)にあるカツラ及びミズナラと、秩父札所8番「西善寺」(埼玉県秩父郡横瀬町)のコミネカエデを取り上げています
「巨樹を知る」 1.コラム 巨樹・巨木林に関する紹介コラムを掲載します。今回は、理科教員兼ライターの加藤まさゆきさんに茨城県神栖市の神善寺のタブノキ「波崎の大タブ」をご紹介いただきます。また、全国で巨樹・巨木林の観察会などを行っている「全国の巨樹・巨木林の会」会員、樹木医、県職員、システムエンジニアなどが、それぞれの視点から巨樹の魅力を紹介した過去のコラムもご覧いただけます
2.インタビュー 様々な分野で活躍されている著名人の皆様に、巨樹・巨木林への想いをつづっていただきます。今回は、女優の中越典子さんと環境保護活動家のC.W.ニコルさんへのインタビューを掲載します
「巨樹に会いに行く」 1.観察コースガイド 国立公園や都市公園、社寺などに残る巨樹・巨木林を巡る、おすすめの観察コースを紹介します。今回は、「新宿御苑」「奈良公園」「明治神宮」のコースガイドを紹介します。また、コースガイドは日本語と英語で作成していますので、海外からの観光客等も利用しやすくなっています
コースガイドは、ウェブサイトからPDF形式でダウンロードいただくこともできます
※巨樹・巨木林調査について今後、年間一ヘクタール前後で伐採、出荷し、再造林も進める予定。ヒノキ材は住宅用の需要が減っており、町農林課の担当者は「認証材としてアピールし、売り先を広げたい」と話している
環境省では、原則として、地上130㎝の幹周りが300㎝以上の木を巨樹と定義しています。第4回自然環境保全基礎調査(緑の国勢調査)の一環として、巨樹・巨木林調査が昭和63年(1988年)から平成元年(1989年)にかけて実施され、その後、第6回自然環境保全基礎調査の一環として、平成11年(1999年)から平成12年(2000年)にかけて、巨樹・巨木林フォローアップ調査が実施されました。平成17年(2005年)以降は、市民調査に移行し、現在も継続的に調査を実施しています
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