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- ID:
- 31127
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 0819
- 見出し:
- 営業代行会社のセントリック
- 新聞名:
- 長野日報
- 元URL:
- http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=32083
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 上伊那林業振興協議会(唐澤孝男会長)と伊那市は18日、同市西箕輪小学校で、上伊那産のカラマツ材を使った学習机の天板の張り替え作業を行った。「上伊那発! ぬくもり伝える木の良さ発信事業」と銘打った事業の一環。同校4年生と保護者ら約80人が参加し、木のぬくもりが感じられる机の完成
を喜んだ。
同事業は、県の「元気づくり支援金」を活用。地域産木材の利用拡大を図ると同時に、子どもたちに森林の重要性や木材の良さに理解を深めてもらうことを目的に実施した。
天板張り替えは西箕輪小の53台を含め、高遠、高遠北、長谷各小学校の4年生の机計115台が対象。11月にかけて順次行う。市は4校の4学年で数年間張り替えを続け、天板の使用状況をみながら市内のほかの小学校でも導入を検討する。
西箕輪小では、合板天板を外した机にカラマツ天板を取り付ける作業を体育館で行った。上伊那森林組合などでつくる上伊那林業再生協議会が、カラマツの板4枚を張り合わせて製品化した学習天板(縦約45センチ、横約65センチ、厚さ約2センチ)を使用。従来の合板天板よりも傷付きにくく、縦横ともに
5センチほど大きくなるという。
児童たちは堅い木材にきりで穴を開け、電動ドリルなどでねじを付けて天然の天板を固定した。出来上がると子どもたちは「すべすべだ」「木の匂いがする」と大喜びで表面を触り、匂いを確かめた。山田大暉君(10)は「前の机は穴があって書きづらかった。新しくなった机をきれいに使いたい」と笑顔だった。
上伊那森林組合の森敏彦総務課長は「伊那で切り出された木製品に毎日触れることで木材を使う大切さを学び、森林や林業に興味を持ってほしい」と話した。
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