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- ID:
- 29555
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 0131
- 見出し:
- かたことNOTE
- 新聞名:
- タウンニュース
- 元URL:
- http://www.townnews.co.jp/0404/2014/01/31/223559.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- ▽本厚木駅南口の景色が変わってしまいそうだ。シンボルにもなっていた大きな2本のケヤキの木がまさに「抜歯」寸前状態。たまたま見た光景に言葉が出なかった。▽ここ数年来、「南口に北口のようなにぎわいを」と国際大道芸の日に合わせてあさひ公園まつりが開催され、クリスマスシーズンにはケヤキの木
の周囲がイルミネーションで飾られるのも定着してきたところだ。当の旭町界隈の皆さんの思いは如何ばかりか―。四季の移ろいを感じるのも樹木。あのケヤキは南口がデザインされた時には大切な要素だったのではないかと思う。▽街の景観が話題になっている。足柄平野にある自治体は富士山が見える
景観を殊のほか大切なものとし、街づくりを進めようとしている。かつて厚木市都市計画課が主催した街づくり勉強会で、講師が「街に訪れる人、商店街を歩く人、店に入る人、その店で買い物する人、の割合が商店の売上げに繋がる」と説いていた。そして「人が来たくなる街にはゆったりとした気持ちになるよ
うな工夫も必要。たとえば、商店街の中にベンチを置くのもいい」だったと記憶している。今の厚木の街中にベンチを置くなんて夢のまた夢、程遠い。▽街づくりに必要なのは、その場しのぎではないビジョンと知恵と工夫、市民のこころを大切にする愛だろう。「ケヤキを退かすしか方法はなかったの?」と独り言し
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