v10.0
- ID:
- てみたくなった…。
29556
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 0131
- 見出し:
- 鎮守の古木、住民ら治療へ 京丹波・質美八幡宮のケヤキ
- 新聞名:
- 京都新聞
- 元URL:
- http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20140131000040
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 地域の鎮守の古木として京丹波町指定文化財となっている質美八幡宮(京都府京丹波町質美)の大ケヤキを倒木の危機から救おうと、地元住民が保全活動に乗り出した。すでに樹木医の診断を受けており、この春から本格的な治療に取りかかる。
高さ約22メートル、根回り6・6メートルの大木で、推定樹齢300年以上。1930年代に台風で割れ、幹にできた穴をコンクリートで埋めているが、根や幹に腐朽が目立つようになったことから、地元住民でつくる質美地域振興会が再生を手掛けることにした。
昨年12月、樹木医の伊藤武さん(75)=綾部市=たちに簡易診断を依頼。地上5メートル付近で2本に分かれている太い枝に亀裂が入り、積雪や強風で倒れる恐れがあると指摘された。
30日は伊藤さんを招いて樹勢回復策を検討した。伊藤さんは、倒壊の危険がある枝の伐採▽幹を圧迫しているコンクリートの除去▽腐った根や、日照を妨げる周辺の木の伐採-などを提案した。
同振興会は提案を受け、3月から治療に着手する。同振興会の高橋弘会長(67)は「倒れてしまっては文化財も何もない。何とか地域で守っていきたい」と話している。
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