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- ID:
- 28728
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 1003
- 見出し:
- 樹木に親しもう 第5回森の達人講座
- 新聞名:
- 東海新報
- 元URL:
- http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws9074
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 住田町教育委員会主催の第5回「目指せ森の達人(マイスター)講座」は29日、種山ヶ原森林公園で行われた。今回は「樹木編」として、森の樹木を観察するポイントを学び、公園内を散策しながら実践。樹木の特性などを学び、より親しむ機会とした。
同講座は、住田の森を学んで触れる機会を提供しようと開設。この日は町内外から18人が参加し、岩手大学農学部講師の松木佐和子氏が講師を務めた。
前半は遊林ランド種山で座学が行われ、松木氏は「樹木を観察するとき、何に注目するか?」「まずは見た目で樹木全体の雰囲気をつかもう!」といったテーマごとに観察のポイントを説明。樹木の色や形、においなどに注目するところからはじめ、段階的にその性格や環境などとのかかわりに理解を深め
るようアドバイスした。
後半は公園内で観察会が行われ、松木氏は樹木の中に込められている物語を語るためのアイテム(葉、木の実、花など)を集めるよう指示。参加者らは三つのグループに分かれ、松木氏の講話を聞きながら秋を迎えた森の中を歩いた。
松木氏は、観察の合間にもさまざまな樹木の不思議を解説。なぜ林の中の紅葉が遅くなるかについては「紫外線が当たる量や時間がかかわる。春に葉が開いてから紅葉するまでの間、紫外線に当たる量が多いと紅葉が進み、落葉も早い」と述べた。
参加者らは時折メモを取ったり、アイテムを集めながら樹木の性質などを理解。森の達人へとまた一歩近づいていた。
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