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- ID:
- 26454
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0110
- 見出し:
- 周南市、車道に休憩デッキ
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20130109-OYT8T01284.htm
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 周南市は新年度、JR徳山駅近くの銀座通りを一方通行にして空いた路上にウッドデッキを設け、買い物客らの「憩いの場」とする珍しい社会実験に取り組む。2月末で閉店する近鉄松下百貨店が面している通りを、「人が集う道路」に改良してにぎわいを取り戻そうという試みだ。効果が上がれば、2014年度
の事業化を目指す。(長田泰弘)
銀座通りはJR徳山駅前から山陽線と平行し、東側に延びる片側1車線の主要道路。約300メートル間に様々な商店が軒を連ねているが、周辺で1999年以降に「徳山サティ」などの大型店の撤退が相次いだ影響もあり、低迷が続いている。
市が毎年秋に行っている日曜日の歩行者数調査によると、銀座通りの人通りは年々減少。1994年は1日約1万2600人だったが、2011年は約2600人で、平日も同じ傾向になっている。
市は12年6月、通りを歩行者天国にしてステージイベントや子ども向けの工作教室などを実施。近鉄松下百貨店前にデッキを設けたところ、飲食しながらステージを楽しむ家族連れらでにぎわった。
市中心市街地整備課によると、社会実験は秋に2週間程度、車やバスを徳山駅方面に向けて一方通行にして実施。道路の両側の計4か所にデッキを設け、イスや机を置いてくつろげるようにする。
さらに駅に近い側にステージを設け、市民らによるダンスや歌などの発表を予定。周辺の商業者の販売や、飲食コーナーも設ける。新年度予算案に事業費を計上する。
同課は「銀座通りが散策を楽しめる空間になれば、魅力的な店も増え、にぎわいを取り戻すきっかけになるはず。人を優先する道路にして、中心部の活性化に結びつけたい」としている。
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