v10.0
- ID:
- 34284
- 年度:
- 2015
- 月日:
- 1117
- 見出し:
- 県産ヒノキ材でスギ材挟んだ3層構造 木材パネル「耐力壁」認証 産官学開発「
ブランド品に」
- 新聞名:
- 産経ニュース
- 元URL:
- http://www.sankei.com/region/news/151117/rgn1511170004-n1.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 島根県内の企業や研究機関などが産官学連携で開発した県産木材パネルが、地震の揺れなどに強い「耐力壁」として国土交通省の認証を取得した。ヒノキ材でスギ材を挟んだ3層構造で、ゆがみなどが少ないのが特徴。関係者は「島根のブランド品として売り出す」と意気込んでいる。
県中山間地域研究センター(飯南町)が、欧州で普及している集成材のノウハウを応用して基本技術を開発。ヒノキ材は縦方向に、スギ材は横方向にして木目が直交するように接着。両表面がヒノキ材のため木肌や香りが良い。中をスギ材にしたことで軽くなり、断熱効果も期待できる。
この技術を基に、出雲木材市場(出雲市)と日高林産(邑南町)が約1年をかけて製品化。島根大や県が、強度試験や認証取得などで協力した。
材料となるヒノキやスギは、県産の間伐材を使用。1枚の大きさは長さ3メートル、幅46センチ、厚さ3・6センチ。「ECO3PANEL」と名付け、価格は2万1600円。出雲木材市場の西本博光常務(43)は「ヒノキとスギの両方の長所を生かし、自信を持って提供できる製品に仕上がった。しっかり売り込んでい
きたい」と話している。
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