v10.0
- ID:
-
33868
- 年度:
- 2015
- 月日:
- 0912
- 見出し:
- 「大ケヤキ」大往生 垂井
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/local/gifu/news/20150911-OYTNT50216.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 垂井町の県天然記念物「垂井の大ケヤキ」が11日朝、倒れているのを近所の人が見つけ、同町に連絡した。
このケヤキは樹齢約800年。幹の目通りの周囲は8・2メートルあり、1956年に県天然記念物に指定された。樹高もかつては20メートル以上あったが、腐朽のため切り詰め、80年代から幹内部に樹脂を詰め込む処置を施していた。近年は青々と枝葉が茂るなど、樹勢回復の兆しはあったという。
町教委などによると、同日午前2時頃、倒れる音を近所の何人かが聞いたといい、周囲の建物などに影響はなかったという。隣接の玉泉寺の福地昭子さん(68)は「昨夜は風もなく、朝5時に鐘をつきにいった時も気づかなかった。周りの建物も壊さず、老衰で大往生ですね」と老木への思いを語った。
町教委の文化財担当、原田義久さんは「台風による被害もなく、県教委に異常なしと連絡したばかり。まだ根が残っているので、芽が出るかもしれない。専門家に検討してもらい、地元の方々にも相談して対応したい」と話した。
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