EMERYVILLE, CA, Sept 11, 2015 - (JCN Newswire) - North American Environmental Paper Network (EPN)は、第三者環境および持続可能性認定および規格開発大手のSCS Global Services (SCS)
が、丸太、市販パルプ、および紙製品の製品カテゴリ規則(PCR)モジュールを開発するプログラム実施業者を務めることを発表しました。PCRは、ライフサイクルアセスメント(LCA)の調査と、環境製品宣言(EPD)が公開されている製品に関する環境および人の健康への影響の報告のための、製品カテゴリ特有
の要件です。
「Environmental Paper Networkは、SCS Global Servicesがこの重要な施策を推進することに満足しています。」と、EPN取締役のJoshua Martinは述べました。「SCS Global
Servicesにはライフサイクルアセスメントに関する深い専門知識や、森林と紙業界に関する知識、徹底さと品質に対する評判がありますので、このプロジェクトが、木材や紙製品の影響と持続可能性について、有用で公正な比較の開発に成功するのに役立つでしょう。」
新型PCRモジュールが開発されると、関係者は丸太、市販パルプ、および紙製品のEPDを準備できるようになりますので、これらの製品の環境性能の公正で正確な比較が可能になります。これは、改訂されたLCA分析フレームワークに沿って開発された初のPCRで、最新科学と手法に基づいており、木材と紙
製品関連のすべての影響がEPD内で考慮されている唯一のLCA手法です。このフレームワークは、米国規格協会(ANSI)プロセスの下で完了間近なドラフト国内規格に記述されており、主なNGO、業界代表、学会などの関係者にサポートされています。このフレームワークはまた、米国技術顧問団のメンバー
からISO Technical Committee 207へ、ライフサイクルアセスメントの国際規格(ISO 14044)へ盛り込むよう、正式に要請されました。
「丸太、パルプ、および紙用の製品カテゴリ規則モジュールの開発は、影響の小さい木材と紙のソースを見つけたい購入者の支援に向けた、大きな一歩となります。」と、SCS企業持続可能性サービス責任者のTobias
Schultzは述べました。「改訂された分析フレームワークを使用することで、結果のEPDは、木材と紙製品に関連するすべての影響を報告できるようになりますので、このセクタの環境クレームで透明性の基準が向上します。」
140以上の非営利団体からなるEPNのネットワークは、原料入手からエネルギーや公正な労働力まで、紙製品の持続可能性の向上に尽力しています。このコミットメントの一部として、EPNではLCAの向上のため、改訂ISO
14044などの現在の科学に、すべての影響カテゴリを盛り込むべく、積極的に活動しています。これらの変革により、全世界の森林製品のLCAとEPDの有用性と正確性が大幅に向上し、意思決定の改善、サポート向上、および低影響製品の購入などにつながります。
North American Environmental Paper Networkについて
2002年に設立されたEPNは、持続可能なパルプと紙の製造と消費を通じて、消費者、企業、団体、政府が森林、気候、大気、水、地域社会などを保護できるように支援する企業・団体のネットワークです。EPN加盟団体は、Global Paper
Visionと7つの重点分野に沿って、パルプおよび紙業界の変革を生み出すために努力しています。詳しくは www.environmentalpaper.org をご覧ください。
SCS Global Servicesについて
SCS Global Servicesは30年以上にわたり、サードパーティ環境維持の認定、監査、規格開発で世界をリードしてきました。プログラムは業界の垣根を越えて多岐にわたり、グリーンビルディング、製造、食糧農業、林業などの分野での達成内容を評価しています。SCSは、社会や環境によい影響を与える素材を作るという
企業目標を追及するベネフィットコーポレーションです。詳しくは www.scsglobalservices.com をご覧ください。