v10.0
- ID:
- 32415
- 年度:
- 2015
- 月日:
- 0208
- 見出し:
- 国立市の桜伐採計画 市民ら賛否
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20150207-OYTNT50421.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- ◆「倒木危険」「切ると寂しい」
国立市は7日、市道「さくら通り」(約1・8キロ)にある桜の伐採計画について、意見交換会を市役所で開いた。市民ら約120人が出席し、賛否両方の意見が出された。市はこれらの意見も踏まえて、今後の対応を検討する。
同市富士見台のさくら通りは約50年前に桜の木が植えられ、毎年春に「桜のトンネル」が市民に親しまれてきた。しかし、2011年、強風で倒れた木が止まっていた車を直撃する事故や、車道にせり出した幹にトラックが衝突する事故が起き、13年度から改修事業が始まった。先月19日から桜4本、イチョ
ウ5本を伐採する予定だったが、一部市民の抗議で中断している。
市は意見交換会で、老木などを伐採した上で、現行の4車線道路を2車線に減らし、自転車道を新設するなどの事業概要を説明した。
出席者からは「桜の根で歩道が盛り上がっている」「倒木や段差があって危険な状態だ」と計画に理解を示す意見が出た。一方、「桜を切るのは寂しい。専門家の英知を集め、時間をかけて議論を」「行政が住民の合意を得ながら進めるべきだ」と見直しを求める意見もあった。
佐藤一夫市長は「人に優しい道路を造りたい。資金や時間、道路機能を含め、皆さんの意見も参考に仕事を進めたい」と述べた。
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