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- ID:
- 32416
- 年度:
- 2015
- 月日:
- 0208
- 見出し:
- 手のひらで描く 桜の壁画 取手 廃校予定の小学校で在校生ら
- 新聞名:
- 東京新聞
- 元URL:
- http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20150208/CK2015020802000160.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 今年3月に廃校となる取手市立小文間(おもんま)小学校に7日、在校生や卒業生、地元住民が集まり、手のひらを使って旧校舎工作室の外壁に高さ約3メートル、幅約5メートルの満開の桜の木を描いた。
小文間小は1873(明治6)年創立の伝統校。4月に井野小、吉田小と統合するのを機に、根本博行会長(36)らPTA役員が「子どもたちに思い出を残そう」と、毎年春に見事な花を咲かせる校庭の桜を壁画として残す計画を立てた。
この日参加したのは、91歳の卒業生の女性から3歳児まで約120人。卒業生でイラストレーターの木村襄之(じょうじ)さん(63)が描いた下絵に、ピンク色の水性ペンキを塗った手のひらを押しつけ、桜の花を一つ一つ咲かせていった。
14日も作業し、高さ約4メートル、幅約8メートルの壁画として完成させる。祖父と父も卒業生という根本会長は「142年の伝統が消えるのは寂しいですね」と話していた。
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