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- ID:
- 32413
- 年度:
- 2015
- 月日:
- 0206
- 見出し:
- 歴史ロマン「ほぞ」特別展 縄文期の遺跡 全国初
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元URL:
- http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20150206/CK2015020602000034.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 能登町真脇
能登町真脇の縄文時代の国指定史跡「真脇遺跡」から、縄文期の遺跡では全国で初めて見つかった「ほぞ」(柱材を組み合わせる突起)付き角材の特別展示が五日、遺跡近くの同町真脇遺跡縄文館で始まった。十一日まで。
三千年前に、アテ(ヒノキアスナロ)を加工したとされる木材は、全長一〇六・五センチ、最大幅一六・五センチで厚さは一一センチ。片方の先端部分に長さ一〇・五センチ、太さ六センチのほぞがある。
発掘現場から板きれや棒片も見つかっており、壁や床のある建物の柱とみられるが、詳しい用途は判明していない。
乾燥による劣化を防ぐため、木材は水に漬けた状態で展示された後、詳しい分析を受ける。真脇遺跡縄文館の高田秀樹館長は「加工技術の高さを間近で確かめながら、木材が使われた建物を想像するなど縄文ロマンに浸ってほしい」と話した。
午前九時~午後五時。期間中の九、十両日は休館日。
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