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- ID:
- 32325
- 年度:
- 2015
- 月日:
- 0125
- 見出し:
- 白銀は熱戦招くよ 五箇山スギで土台 観戦コンテナ設置
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元URL:
- http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20150125/CK2015012502000038.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 南砺市で25日に開幕する常陸宮賜杯第65回中部日本スキー大会(中部7県各スキー連盟、北陸中日新聞など主催)。熱戦の舞台となるたいらクロスカントリー場とたいらスキー場では、会場準備が大詰めを迎えている。(近藤統義)
距離競技が行われるクロスカントリー場。運営する建設業「長田組」(同市大島)は、常陸宮ご夫妻の観戦用としてゴール付近にコンテナハウスを特設した。約十平方メートルのじゅうたん張り。選手と言葉を交わせるよう開閉式の窓を設けた。
車いすを使うこともある常陸宮さまのため、ハウスにつながる二十五メートルのスロープも設置。雪の斜面を重機でならした後、五箇山産スギで土台を組み、手すりを付けた。観戦当日は赤じゅうたんを敷く。大会実行委員長の長田一政社長(54)は「皇室を大切にするのは国民にとって大事なこと。一生懸
命のおもてなしをしたい」と話す。
南砺市をPRする表彰台の背景パネル=いずれも南砺市のたいらクロスカントリー場で
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九年ぶりの開催となる南砺市をアピールする仕掛けも。両会場とも表彰台には、世界遺産の五箇山合掌造り集落や伝統民謡を紹介する縦二メートル、横七メートルの背景パネルを設置。市も観光PRブースを出展する予定だ。
競技コースの整備も着々と進む。二十四日現在で積雪はスキー場が二・七メートル、クロスカントリー場が二メートル。圧雪車が午前三~七時に走り、ゲレンデの状況に目を光らせる。競技当日は雨が予想され、整備担当者は「木の枝に付いた雪が落ちたり、斜面の雪崩がないか点検したい」
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