v10.0
- ID:
- 31773
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 1112
- 見出し:
- 『円きもの』 〜 ブルーベリーの挿し木 〜
- 新聞名:
- 北海道新聞
- 元URL:
- http://blog.hokkaido-np.co.jp/endaen/2014/11/post-115.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 明日は平地でも雪が降るとの予報だ。夏に碧い実を付けてくれた庭のブルーベリーの木の葉っぱが殆ど枯れて落ちた。
2本しか無いけれど朝露に数粒摘んでヨーグルトと一緒に食べる分には十分な恵みを与えてくれる。冬用には近くのAさんの農園から格安で分けてもらってジャムにしている。
我が家の木も古くなったので「挿し木」による更新に挑戦することにした。10月の初めに勢いの良さそうな枝を切ってきて、切り口に水苔をガーゼで巻いて水を湿らせながら冬の陽差しが入り始めた窓際に置いて眺めている。
全て自己流である。枝ぶりは毎日、殆ど変わりが無いようでいつしか小さな変化が生じている。
『稲と話をする。』という言葉がある。ブルーベリーの挿し木で植物のペースで未知なる結果を待つ楽しみも味わっている。落ちた葉っぱも仲間だろうからと根もとに数枚、置いてあるが何の根拠も無い。
近頃、庭の枝には無い蕾のようなものが弾けてきた。さてさて、この冬、どのような変遷を辿るのか。
..