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- ID:
- 23508
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0217
- 見出し:
- 大学Museum:実物そっくり 世界初の人骨格模型 広島大学
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元URL:
- http://mainichi.jp/life/today/news/20120216mog00m040031000c.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 広島大学(東広島市)の「名品」は、世界で初めて作られた成人男子の骨格模型「身幹儀(しんかんぎ)」、別名・星野木骨(ほしのもっこつ)だ。医学部医学資料館(広島市)が所蔵している。浅野藩内の町医者だった星野良悦が、刑死体から骨を取り出して構造を調べ、職人の原田孝次に制作を依頼。179
2年、完成した。等身大の成人男子の木製模型で、人体のほぼすべての骨がある。杉田玄白、大槻玄沢らが「身幹儀」と命名したとされ、1774年に出版された「解体新書」(杉田玄白・訳)より正確という。頭蓋骨(ずがいこつ)は閉じられており、内側を見ることはできないが、広島大が内視鏡による調査を行
ったところ神経が通る穴があるなど、実物とほぼ同じに作られていることを確認した。
浅野藩医の家に伝わっていたものが広島大に寄贈され、2004年、国の重要文化財に指定された。同館は、複製を組み立てて展示している。
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