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- ID:
- 23492
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0215
- 見出し:
- 平谷村産ヒノキ間伐材、木工品で里帰り
- 新聞名:
- 信濃毎日新聞
- 元URL:
- http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_208830
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 下伊那郡平谷村産のヒノキの間伐材が、愛知県碧南市にある愛知建連技能専門校の生徒の手で脚立などの木工品となり、同村に戻ってきた。平谷村は1991年から碧南市の子どもたちのために雪を贈るなどの交流を続けており、間伐材の新たな活用法が同市側から提案された格好。県境をまたいだ交
流がまた一歩深まった。
同校は、愛知県建設職業訓練協議会(名古屋市)の訓練施設。碧南市から依頼を受けて、平谷村の間伐材を生徒が加工した製品を、初めて同村に寄贈した。角材や板で作った脚立(高さ約50センチ)、踏み台(同約40センチ)、住宅の屋根を支える部材の3点。村は役場入り口に今月末まで展示した後
、役場内で活用する。両市村は、この交流を来年度以降も続ける予定だ。
両市村の交流の中で、村職員が2009年12月に同市を訪れた際、間伐材の有効利用策がないか打診した。これを受けて同校は10年、トラックで同村を訪れ、村有林で伐採されたままになっていたヒノキの間伐材約20本を搬出。11年にはヒノキやブナ、サクラなど計約40本を同校に運び授業に活用して
きた。今回の3点は10年のヒノキで作られている。
村教育委員会は「碧南市との交流が少しずつ深まってきた。交流人口のさらなる増加につなげたい」としている。
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