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- ID:
- 26006
- 年:
- 2012
- 月日:
- 1126
- 見出し:
- 実験設備買い取り検討 庄原
- 新聞名:
- 中国新聞
- 元URL:
- http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201211240139.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 庄原市の木質バイオマス事業休止問題で市は、事業で整備した木質チップボイラーとバイオエタノール実証実験設備の買い取りを検討している。いずれも、市が共同で事業を進めていた環境機器製造ジュオン(広島市安佐南区)=自己破産手続き中=が国の補助金を受けて2007年度に整備していた。市
主導で、頓挫した事業の立て直しを図る。
ボイラーは、市の温泉施設リフレッシュハウス東城(東城町)にあり、冷泉を湧かしていた。ジュオンの業務停止の影響で、10年12月から止まっている。
市林業振興課によると、稼働すれば年間約300トンの木質ペレットを燃料に使う。全て灯油ボイラーで湯を沸かす場合に比べ、年約120万円節約でき、化石燃料の使用量も減らせるとする。
実験設備は是松町にあり、土地と建物は市所有。県立広島大の研究に使ってもらい、バイオマス関連の先進的な技術蓄積などにつなげたい考えだ。
買い取り額は未定だが、市によると、減価償却分を引いた現時点の価値はボイラー約3200万円、実験設備約550万円で、「その10分の1以下の値段で交渉中」という。市議の中には慎重な声もあるが、市は「せっかく既にあるものをただのスクラップにせず有効活用し、事業を再開させたい」とする。
【写真説明】市が取得を検討している木質チップボイラー
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