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- ID:
- 25814
- 年:
- 2012
- 月日:
- 1107
- 見出し:
- 樹齢7200年縄文杉の分身公開
- 新聞名:
- 西日本新聞
- 元URL:
- http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/332837
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 世界自然遺産・屋久島(鹿児島県)のシンボル「縄文杉」の枝を挿し木して育てた苗の展示が6日、屋久島町宮之浦の環境学習施設「屋久島環境文化村センター」で始まった。樹齢7200年ともいわれる老木のため、根を出す力が弱く、挿し木した160本中、育ったのは十数本。センターは「太古から続く生
命の神秘を感じてほしい」と来館を呼び掛けている。苗の愛称公募も始めた。
苗は高さ80センチ、周囲3センチ。2005年12月に積雪で落下した枝を長さ15~20センチに切って土に挿し、屋久島森林管理署や町職員が温室で育てた。温度や湿度を縄文杉の周辺に合わせる工夫をした。苗の生育観察で縄文杉の長寿の秘密が探れることから学術的にも貴重という。
縄文杉は標高1300メートルの山中にある屋久杉で、高さ25メートル、幹回り16メートル。11年の見学者は約8万3千人に達し、樹木や周辺の環境保護と観光の両立が課題になっている。
愛称募集は苗木に親しんでもらうのが狙い。12月24日まで受け付け、来年2月7日に発表する。詳細はセンターを運営する「屋久島環境文化財団」のホームページに掲載している。
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