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- ID:
- 25800
- 年:
- 2012
- 月日:
- 1106
- 見出し:
- 金賞を受賞した庭が、役所からはだらしない庭と見なされ裁判沙汰に!!
- 新聞名:
- マイナビ
- 元URL:
- http://news.mynavi.jp/c_cobs/news/terrafor/2012/11/post-3717.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- リタ・グルーテンドーストさん(63)は、自らを『植林中毒』と称するほど、庭に木を植えるのが大好きで、彼女の庭が、森のように少し乱雑になっていることも承知していた。
18年掛けて作り上げた庭は彼女の自慢で、たくさんの花や木が植えられており、英国園芸協会は、彼女の庭を実際に見て、野性のままに木が生い茂っている彼女の庭は、環境的なメリットがあり、賞を取るに値すると評価した。
こうして彼女は昨年、ワイルド・ライフ・アワードの金賞を受賞した。
だが、リタさんが住む地元の役所は違う見解を見せた。
「彼女の庭は非常に荒れている」として弁護士チームに指示して、リタさんと夫のピーターさんを裁判所に連れてこさせ、2人に庭をきれいに整えるよう指示した。
指示に従わない場合は、リタさんを起訴するとまで言われた。
環境衛生担当官は、彼女の近隣の住民から「乱雑すぎる」と苦情が出ていると警告し、木の上にある2つのサマーハウスと屋上庭園を下ろすよう命じた。
当然、リタさんはこの忠告に驚き、木の上にある家は、サマーハウスではなく、鳥と虫の為の安らぎの場所だと主張した。
「役所は完全に過剰反応していると思います。私達はまるで犯罪者みたいに扱われた気分です。
私は、植林中毒で、自然が大好きなんです。」
この一連の出来事は、昨年の3月に、役所が“倒れそうな小屋”と“だらしない横道と裏庭”に関して話し合う為に、リタさんの元へ手紙を送ったことから始まった。
さらに役所は、庭の航空写真を撮って、17ページにも渡る書類と共に、リタさんの元に送りつけた。
(画像:Daily Mailより)
そして今年の5月に、ついにリタさんは、街の条例に基づいて庭の付属建築物を除去せよという通知を受け取った。
リタさんは環境ボランティアを見方に付けて、先週、裁判所に出廷した。
その結果、役所の言い分は退けられ、リタさんは、裁判官から数点のアイテムを除去するように命じられたのみで、屋上庭園などは、そのままでよいという判決が下った。
確かに、見た目には美しい蔦や木々だが、自然の成長を妨げまいとするあまりに、自分の敷地から飛び出して、庭の持ち主は気づかなくても、時にそれが、交通の邪魔になったりすることもある。
だから、役所の言い分は決して間違っている訳ではないのだが、今回は、選んだ言葉と、お金を掛けて航空写真まで撮った過剰な行動が、大いに間違っていたといえる。
自然の保護の重要性が説かれる現代だが、人に何かを頼む時は、心の中で思っていることを自然のままに発してはいけない。
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