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- ID:
- 25550
- 年:
- 2012
- 月日:
- 1017
- 見出し:
- ふれあい水車 水音5年ぶり
- 新聞名:
- 中国新聞
- 元URL:
- http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201210160015.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 庄原市西城町大佐地区の住民組織、グリーンピア大佐村が、老朽化で約5年前から動かなくなっていた地元の「ふれあい水車」を一新した。昔ながらの農村の営みを若い世代に伝えようと取り組んだ。かつて「水車の里」と呼ばれた地に、水音がよみがえった。
水車は直径2メートル、幅40センチ。木製だった先代から鉄製に替わった。
約12平方メートルの小屋の外に取り付けられ、近くの小川から取り込む水の重みで回り、動力となる。水車とつながった木製の歯車が小屋内部で回転し、精米や粉ひき作業ができる。
市の補助金を受け、計約90万円かけて復活させた。
大佐村や市西城支所によると、かつて町内には、田への用水や精米のための水車が多くあり「水車の里」とも呼ばれていた。大佐地区では1940年代まで18基が動いていたという。しかし作業の機械化などで減少。約20年前から稼働していたふれあい水車が約5年前に止まってからは、水車の音は途絶
えていた。
沖田順三村長(73)は「昔の農家がどんな生活をしていたか伝えていきたい。地元の見どころにしたいし、小学生の社会見学などにも活用したい」と話している。
【写真説明】約5年ぶりに回る水車を見詰める沖田さん(左)たち住民
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