v10.0
- ID:
- 25001
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0809
- 見出し:
- 植物廃材で発電の可能性探る 松本市が国交省のモデル都市に
- 新聞名:
- 信濃毎日新聞
- 元URL:
- http://www.shinmai.co.jp/news/20120808/KT120807ATI090009000.php
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 国土交通省は本年度、公園や街路、果樹園から発生する剪定枝(せんていし)や刈草といった植物廃材を発電に活用する仕組みを考える「地産地消型自然エネルギーの有効活用方策検討事業」で、松本市と福岡県北九州市をモデル都市に選んだ。
両市で植物廃材の発生状況を調べるほか、収集・運搬の方法、保管方法を検討。発電施設を建設する際の適地や発電方法も考える。結果を基に、発電施設を建設する際のガイドラインを本年度中に作成する計画だ。
松本市の場合、市営の公園や民間施設で発生する剪定枝の多くは、市内のごみ焼却施設で処分されている。市環境政策課は「ごみ減量の一環として取り組みに協力したい。将来は、間伐材も含めたバイオマス(生物資源)発電の実現につなげたい」とする。
同事業は東日本大震災を踏まえて災害時に必要なエネルギーを地域で自立して供給できる循環型の都市モデルを築くのが狙い。事業年度は本年度から2年間で、本年度は5千万円を計上している。
国交省緑地環境室の湯沢将憲企画専門官は「松本市は豊富な未利用資源に恵まれ、バイオマスの活用を模索していると知って選んだ。調査にとどまらず具体的に発電施設の建設までこぎ着ける仕組みをつくっていきたい」としている。
..