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- ID:
- 24824
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0719
- 見出し:
- ミヤジマトンボ生息地拡張へ
- 新聞名:
- 中国新聞
- 元URL:
- http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201207190021.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 国内唯一の生息地である宮島(廿日市市)の汽水性湿地がラムサール条約に登録されたミヤジマトンボの保護管理連絡協議会が18日、広島県庁であった。生息代替地の拡張に年内にも着手するほか、島内の間伐材を生息地の整備に活用する対策などを申し合わせた。
県内の研究者や国、県、廿日市市の担当者19人が出席した。
トンボの生息地は現在4カ所あり、うち1カ所は協議会が2009年春に整備した。今回は約80平方メートルの生息代替地に隣接する砂の堆積地約300平方メートルを湿地に変えて個体数増を目指す。
環境省の中国四国地方環境事務所が、トンボの繁殖が終わる12月をめどに着工。2~3カ月をかけて土砂を取り除き、植物を移植する。
間伐材を提供するのは林野庁広島森林管理署。景観維持のため島内の国有林から伐採し、長さ約2メートルにした約120本のヒノキを提供する。満潮時に海水が入る水路の土留めに使う。同協議会が秋にも設置を始め、1~2カ月で完了の予定。
【写真説明】生息代替地の拡張など保護策を話し合ったミヤジマトンボ保護管理連絡協議会
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