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- ID:
- 24755
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0711
- 見出し:
- 県・米子市など、王子製紙と新事業で
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元URL:
- http://mainichi.jp/area/tottori/news/20120710ddlk31020654000c.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 王子製紙(本社・東京都中央区、進藤清貴社長)が、バイオプラスチックの次世代原料として注目されている化学物質「フルフラール」などを製品化するための先端設備を米子工場(米子市吉岡)に設置することに伴い、同社と県、米子市、日吉津村が9日、支援協定を結んだ。【加藤結花】
これまでは紙用のパルプ原料だった木材チップを、フルフラールなどの化学物質の原料としても活用することで、付加価値を生むことが同社の目的。フルフラールは石油精製の溶剤などに使用されていたが、最近はバイオプラスチックの次世代原料としても期待されている。国内での製造はないため、輸入が
頼りとなっている。
鳥取市東町1の知事公邸で開かれた調印式には、同社の進藤社長、平井伸治知事、野坂康夫・米子市長、石操・日吉津村長が出席。順に協定書に調印した。進藤社長は「今回の米子工場への新設備導入を、国内工場の製品の多様化を図るための足がかりとしたい」と期待を寄せた。
同社などによると、同事業のため新たに5人の雇用を計画。木材チップの取扱量拡大やパルプの輸出に伴う境港の利用拡大などの波及効果が見込まれるという。
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