v10.0
- ID:
- 24523
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0613
- 見出し:
- 福岡、戸籍記した最古の木簡出土 7世紀末、人名や身分
- 新聞名:
- 東京新聞
- 元URL:
- http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012061201002084.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 福岡県太宰府市は12日、市内の国分松本遺跡で、人名や身分など戸籍の内容を7世紀末(飛鳥時代)に記録した日本最古の木簡が見つかったと発表した。律令国家体制が整う大宝律令の施行(8世紀初め)に先駆けて、統治の基本となる戸籍制度が完成していたことを示す貴重な発見という。
市によると、木簡には行政単位の「嶋評」や冠位を表す「進大弐」などの漢字が両面に墨で書かれていた。「評」は大宝律令以前の地方行政単位「国・評・里」の一つで郡に相当し、嶋評は現在の福岡県糸島市や福岡市西区に当たる。
現存する最古の戸籍は、奈良・東大寺の正倉院に伝わった文書「筑前国嶋郡川辺里戸籍」(702年)などだった。
..