v10.0
- ID:
- キーボードと iPad の接続には Bluetooth を利用する。電源には、単4乾電池を使用。キーボード部分はケースから取り外しができ、iCog Hades をキーボードレスの iPad ケースとして利用することも可能となっている。
24414
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0530
- 見出し:
- 懸賞金500万円、松江城築城年記す祈祷札発見
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120529-OYO1T00752.htm?from=main1
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 松江城天守(重要文化財)に戦前まであり、その後行方がわからなくなっていた木製の「祈祷
きとう
札」が見つかり、松江市が29日、発表した。札から慶長16年(1611年)の墨書が確認され、築城年の特定につながるという。500万円の懸賞金をかけて捜していた市は「天守の国宝指定に向けて弾みがつく」と喜んでいる。
発表によると、市教委が今月21日に、天守のそばにある松江神社の棟札を調査した際、倉庫から見つかった。神社にあった経緯は不明という。懸賞金は松江神社に奉納される予定。
祈祷札は2枚で、ともに「慶長十六」と書かれ、安寧を願って創建時に天守に納められたとみられる。このうち1枚(縦71センチ、横14・5センチ、厚さ7ミリ)には、表に願文の「奉讀誦如意珠経長栄処」や梵字
ぼんじ
の墨書があった。もう1枚は武運長久を祈る内容だった。
城戸久・元名古屋工大学長(建築学)=故人=が1937年に調査した際、天守4階にあるのを確認。しかし、50~55年の解体修理の際の報告書には記載がなく、行方がわからなくなっていた。築城年はこれまでも他の文献などから1611年と推定されていたが、今回の発見で可能性が高まった。
同年築城と特定されれば、全国に残る12か所の天守のうち5番目に古いことになるという。市は「400年前から残る天守は数少なく、その価値は国宝級に値する」として、天守の国宝指定を目指して担当部署を置くなど取り組みを続けている。「市民の関心を掘り起こしたい」と昨年4月、懸賞金を出して祈祷
札を捜していた。
松江城は、関ヶ原の戦いで活躍した堀尾吉晴、忠氏親子が築城。天守は内部が地上5階、地下1階。屋根の形が、千鳥が羽を広げたように見えることから「千鳥城」とも呼ばれる。2010年は約28万人が訪れた。
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