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- ID:
- 24134
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0424
- 見出し:
- 県が220人に専門技術 大玉
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20120424-OYT8T00065.htm
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 東京電力福島第一原発事故で汚染された森林の除染作業を円滑に進めるため、県は23日、大玉村の「フォレストパークあだたら」で、作業手順や使用する機器などについて説明する会合を開いた。
県や県内各市町村の担当者、民間の土木、林業関係者ら約220人が参加した。
森林の除染作業は、住民の生活圏から20メートルの範囲内を優先して行われる。作業は、木を傷つけずに下枝を刈り取るなど専門的な技術が必要で、国有林以外の森林の除染は民間業者に委託して行われる。県は3月から発注を開始し、すでに県内3か所で作業を始めている。
この日は、県の職員が画像や表を用いて、下枝の刈り取りや落ち葉集めの手順、線量の測定方法などを説明した後、近くの森林で作業を実演した。
また、刈り取った枝を細かく裁断する機械や、落ち葉を吸引する機械など、民間企業が作業の効率化を図るために開発した機器が紹介され、参加者は熱心に説明を聞いていた。
南相馬市から参加した林業門馬昭夫さん(62)は、「作業中はほこりが舞い、内部被曝など健康被害も心配。機械の導入も含め、慎重に検討する」と話した。
県森林計画課の飯沼隆宏主幹(50)は「森林には水源の役目もあり、生活圏にとどまらず、除染の範囲を広げていきたい」と語った。
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