v10.0
- ID:
-
24065
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0418
- 見出し:
- 古川祭に向け「起し太鼓」練習
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元URL:
- http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20120418/CK2012041802000034.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 十九、二十両日に飛騨市古川町で開かれる古川祭(国重要無形民俗文化財)に向け、主要祭事の一つ「起(おこ)し太鼓」の主事を務める白虎(びゃっこ)組は十七日、町内のまつり広場で太鼓やぐらを組み立て、太鼓打ちの練習をして晴れ舞台に備えた。
十九日夜の起し太鼓は、大太鼓を載せて町中心部を練り歩くやぐらの背後から、小太鼓を縛り付けた「付け太鼓」を接触させようと突進する裸男の神事。大太鼓が勇ましく響く中、われ先にと突っ込む付け太鼓と、近づけまいとするやぐらの担い手との激しいもみ合いが見どころで、「古川やんちゃ」の攻防が
二十日未明まで続く。
組み立て作業は、発着場所となるまつり広場であり、組の役員や若者ら約五十人がヒノキの丸太や角材十四本を縄で格子状に固定。胴体をこもで巻いた直径約八十センチの大太鼓を中央に載せ、高さ約三・五メートル、長さ七・七メートル、幅約二・五メートルのやぐらを仕上げた。
大太鼓を打つのは、二十~四十代の男性二十人。五区間を四人ずつに分けて巡行する。練習では、見本の太鼓やぐらに乗り、ばちを振るタイミングなどを経験者に教わりながら「ドーン」と重低音を響かせていた。
「(東日本大震災で自粛した)昨年の分も含め、復興への気持ちを込めて思い切りたたきたい」と太鼓打ち係長の三塚学さん(46)。白虎組総司の細田隆さん(63)は「復興のためにも地元が元気になるよう、盛大に執行したい」と話している。
十九日は午後九時にまつり広場で出立祭があり、九時三十分の打ち出しで始まる。
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