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- ID:
- 24025
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0413
- 見出し:
- エゾシカ食害で桜ピンチ 網走
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20120412-OYT8T00022.htm
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 網走市の博物館「網走監獄」で、複数のエゾシカが雪で埋もれたフェンスを越え、サクラの新芽やつぼみなどを食い荒らしていることが11日、わかった。被害に遭ったのは、ツツジなどを含め約10本。担当者は、「博物館の背景としてきれいに咲くと思ったのに、食べられた木はもうだめだ」と頭を抱えている。
網走監獄には約1・8メートルのフェンスが張り巡らされている。しかし例年より積雪が多いのに加え、除雪して積んだ雪も重なり、一部で雪の高さが約1・5メートルに上り、容易にエゾシカがまたげる場所ができた。
今年は雪解けも遅く、3月末頃から、エゾシカは人けのない時間に集団で続々と侵入。昨年移植したばかりのライラック、若いエゾヤマザクラやツツジなど約20本のうちの半分で、新芽やつぼみ、樹皮を食べられた。
「エゾシカ自体が最近増えているように感じる。フェンスそばに積んだ雪もまずかった」と網走監獄の配島(はいじま)淳・総務管理部長。フェンスの外側は険しい傾斜になっており、除雪は困難で雪解けを待つしかないという。
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