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- ID:
- 23880
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0328
- 見出し:
- 尾鷲ヒノキの数珠を販売へ
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元URL:
- http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20120327/CK2012032702000119.html?ref=rank
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 尾鷲市向井の観光物産施設「夢古道おわせ」は、尾鷲ヒノキで作ったアクセサリー用の数珠を開発した。名古屋市の「東急ハンズ」で試験販売したところ好評なため、施設のホームページで近く通信販売を始める。パワースポットブームで注目が高まっている世界遺産・熊野古道にちなんだ商品としてPRしてい
く。
商品は、身に着けてヒノキの香りを感じることで、熊野の森や古道を思い起こしてもらおうと、伊東将志店長が発案した。
材料には、2007年に開館した熊野古道センター建設に用いた尾鷲ヒノキの破材を用いた。ヒノキを球状に加工して糸を通した数珠で、ブレスレットとして使える。サイズは、内周19センチで玉の大きさ7ミリ、内周20センチで玉10ミリ、内周38センチで玉5ミリの3種類を設定。内周19センチの商品には、ト
ルコ石を6個はめ込んである。
数珠の玉を委託製造してくれる業者を探すのに苦心したが、偶然インターネットで見つけた滋賀県近江八幡市の数珠生産メーカーが引き受けた。1月中旬から試作品についてデザインなどの議論を重ね、今月14日に納品。商品化に当たっては変色を防ぐため、尾鷲市賀田町の自然製品販売業「小川耕
太郎∞百合子社」の蜜ロウワックスを塗った。
東急ハンズでの試験販売は、今月16日から来月15日までで、来店客からは数珠の玉から漂うヒノキの香りが好評だという。
伊東店長は「地元の森林と林業の再生、熊野古道への思いをこの商品に込めた。森を守り、古道を守る活動の一端を担うことができれば」と話している。
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